★実施例その1 杉並区立杉並第十小学校5年生
杉並第十小学校では、学校のまわりの都市公園を舞台に「総合的な学習の時間」で野鳥の定点観察を行いました。学習の理解を深めるために、プロジェクト・ワイルドのアクティビティ「すばらしき適応」と「渡りはつらいよ」を実施しました。
「すばらしき適応」は、鳥の姿や形にはそれぞれ有利な点があることに気づき、鳥の体がその生息環境にどのように適応しているのかを学びます。杉並第十小学校では、野鳥観察で観た鳥について、くちばし、足、脚、翼、体の色など、鳥にはさまざまな適応がみられ、鳥はそれぞれの環境や生活様式に合わせながら進化してきたことについて理解を深めました。子どもたちはグループに別れ、自分たちの身近にある都市公園に「最もふさわしい鳥」をイメージし、その絵をみんなで話し合いながら描きました。
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班ごとに、みんなで相談しながら、公園に最もふさわしい鳥をイメージし、その絵を描きました。
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描いた鳥の絵を班ごとに発表し、ほかの班からの質問や提案などに答えました。
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「渡りはつらいよ」は、生きものの季節移動を題材に、子どもたちが渡り鳥となって越冬地と繁殖地を往復します。そして繁殖地や越冬地の保全の重要性について学びます。子どもたちは冬の公園で観たカモ、オシドリ、オナガガモの立場になって、越冬地日本と繁殖地を往復し、渡り鳥の生存に人間が与えている影響などについて理解を深めました。
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越冬地の渡り鳥たちは、春になると繁殖地をめざして飛んでいきます。繁殖地では、何が起こっているのでしょう。
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年ごとの渡り鳥の数の変化について説明を聞き、人間生活が渡り鳥に及ぼす影響などについて理解を深めます。
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★実施例その2 杉並区立高井戸第四小学校3年生
高井戸第四小学校では、「総合的な学習の時間」で1年間のテーマである「生きもの」について学習するなかで、プロジェクト・ワイルドのアクティビティ「つながり発見!生息地」と「死のつながり」を実施しました。これらのアクティビティを実施することにより、ただ頭で理解するだけではなく実体験することで、生きものに対する意識・理解をより深めることができました。
「つながり発見!生息地」は、みんなで生息地の構成要素になり、つながって輪をつくり、生息地を表現します。このアクティビティでは、生息地の構成要素には何があるのか、人間やほかの動物がどのように生息地に依存しているかを学び、人間や野生生物にとって生息地が消失したり変化することがいかに大きな影響を与えるかについて学習します。
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生きものにとって欠くことができない生息地の要素をあげながら、生息地について理解を深めます。
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生息地の要素は、どれも欠くことができず、それらがバランスよく存在していることの重要性を学びます。
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「死のつながり」は、食物連鎖に関するアクティビティで、ある生きものを食べる生きものが、それを捕食する生きものに食べられるという「食うか食われるか」の関係が繰り返されるなかで、人間が使用している農薬などが、生きものにどのような影響を与えているか、農薬の生体濃縮や食物連鎖の頂点に立つ人間への影響について学ぶことができます。
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弱い動物になった児童は、懸命に餌を食べます(拾って袋に入れます)。そこへその動物を捕食するより大きな動物がやってきます。
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食うか食われるかの関係にあるこれらの動物が、食べた餌を見せ合います。なかには農薬で汚染された餌がまぎれこんでいました。
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★実施例その3 杉並区立浜田山小学校2年生
浜田山小学校では、近くの区立柏の宮公園を利用して生きもの調べを行いました。学習の理解を深めるために、プロジェクト・ワイルドの「水辺新聞(柏の宮公園新聞)」と「ジャングルゲーム」を行いました。
「水辺新聞(柏の宮公園新聞)」は、柏の宮公園の自然を詳しく取材しながら、子どもたちが取材した内容を絵と文章で「記事」に仕上げました。このアクティビティをとおして、自分たちの身近にある公園で、そこに棲む生きものたちが生きていくために、どのような環境が必要なのか、理解を深めることができました。
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生きもの、とくに昆虫類はみんなの人気者でした。つかまえたバッタをスケッチしながら、柏の宮公園の自然について、記事をつくりました。
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柏の宮公園のビオトープもいろいろな記事を提供してくれる場所でした。大勢で取材しても、記事が重複する心配はありませんでした。
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「ジャングルゲーム」は、柏の宮公園の自然環境を利用した「かくれんぼ」です。みんなは弱い動物(獲物)になりきって、天敵(おに:捕食者)から身を隠す術を学びました。こうした「遊び」感覚のアクティビティをとおして、自然のなかで生きものたちが適応している様子、どうやって天敵から身を守っているのか、理解を深めることができました。
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自然って不思議な力をもっている。これだけ大勢が隠れても、誰もみつからない。森のなかで弱い動物たちは、こうやって天敵(捕獲者)から身を守っているんだ!
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弱い動物たちは、ただ隠れているだけではありません。常に天敵(捕獲者)の様子に気を配っています。安全になって、再び自分たちのいつもの生活に戻るチャンスをうかがっているのです。
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★実施例その4 千代田区立昌平幼稚園3〜5歳児とその保護者
昌平幼稚園では、園児とその保護者とを対象に「昌平キッズエコ〜親子で遊ぼう〜」を開催しました。この目的は、親子で手をつなぎ、おんぶして走り回りながら、親子のふれあいを密にし、併せて環境を学んでもらうことでした。このなかで、プロジェクト・ワイルドのアクティビティ「私は誰でしょう?」、「瞬間冷凍動物」、「オー・ディア!」、「死のつながり」を実施しました。
3歳児は「私は誰でしょう?」と「瞬間冷凍動物」をやりました。「私は誰でしょう?」は、生きものの親子の絵をみながら、生きものの子ども(幼生・幼体)と大人(成体)との姿や形のちがいなどが理解できるアクティビティです。「瞬間冷凍動物」は、捕食者と獲物との関係のなかで、適応が重要であることを理解するためのアクティビティで、「おにごっこ」をとおして、生きものが生き残るためにはどんな試練が待ち受けているのか、理解することができました。
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あなたたちだって、赤ちゃんのときと今とでは、顔や姿がちがうでしょ。ほかの生きものだって、そうなのよ。(私は誰でしょう?)
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天敵がきたら、隠れ家へ逃げ込むんだ!じっとしていれば、食べられる心配がないんだ!ゲームをとおして、弱い生きものが身を守る術について学びます。(瞬間冷凍動物)
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4、5歳児は「オー・ディア!」と「死のつながり」をやりました。「オー・ディア!」は、森に棲むシカの数の変化について、身をもって体験しながら理解できるアクティビティです。シカが森で生きていくためには、たべもの、水、隠れる場所などが必要なことが理解できました。「死のつながり」は、食物連鎖について学ぶことができるアクティビティです。弱い動物が食べた農薬で汚染された餌、その動物を食べた強い動物の体内に農薬は濃縮されて貯えられる。我々人間が食べるものは・・・。いろいろなことを関連づけて理解することができました。
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森のなかでシカが生きていくために必要な要素。たべもの・水・隠れる場所をジェスチャーで示しながら、シカになった親子は要素の親子を求めて森のなかを走ります。(オー・ディア!)
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バッタ・ネズミ・タカの食物連鎖。バッタはうっかり農薬で汚染した草を食べてしまいました。そのバッタを食べたネズミはどうなる?そのネズミを食べたタカは?食物連鎖のゲームをとおして、生体濃縮について理解を深めます。(死のつながり)
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